Stardew Valleyの鶏小屋ではニワトリ・闇ニワトリ・アヒル・ウサギ・恐竜の５種類の動物を飼うことができるが、この中で最も効率の良い（生産物の単価が良い）動物はどれなのか？wikiとにらめっこしながら計算してみました。

0. 前提条件

1. ニワトリ
2. 闇ニワトリ
3. アヒル

① アヒルのタマゴ
② アヒルの羽

4. ウサギ

① ウール
② ウサギの足

5. 恐竜
6. 結論

0. 前提条件

タマゴやウールなど、動物が産出するものの品質の良し悪しには様々な条件が関わっていて、それを左右する値に「友好度」「機嫌」「機嫌修正」「幸運値」の４つがあるとのこと。

① 友好度

動物を撫でたり、外の牧草を食べさせたりすると増える値。

「0~1,000」までの数字を取り、動物を右クリックすると100単位で現在の値がわかります。毎日餌を欠かさず撫でてあげれば自然と最大値まで行くんじゃないかということで、今回はこの値を「1,000」として計算します。

↓♥１個で友好度200分。♥半分のときは友好度100分。

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出典：STARDEW VALLEY WIKI

② 機嫌

これも友好度と同じく撫でたりご飯を欠かさないでいると増える値で、「0～255」の値をとります。動物を撫でたあとに話すと出てくる「○○はとってもしあわせそう！」とかのあれです。

これも毎日撫でてあげると自然に最大値に行くとだろうということで今回は「255」として計算。

③ 機嫌修正

機嫌の値に依存したもので、以下のような計算方法になっています。

機嫌＞200→機嫌×1.5

200≧機嫌＞100→0

100≧機嫌→機嫌-100

今回は機嫌を255で計算していくので、機嫌修正は255×1.5=「382.5」とします。

④ 幸運値

テレビの占いで出てくるアレ。

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最も幸運なときで「0.1」、逆に最も不運なときで「-0.1」の値を取るそうなので、今回はその中間の「0」で計算。

まとめると、友好度は「1,000」、機嫌は「255」、機嫌修正は「382.5」幸運値は「0」と定めています。これらの値を使って、今回は「１日あたりの利益が最も高い動物はどれなの？」について考えていきます。

1. ニワトリ

ニワトリは友好度と機嫌により、「タマゴ」を産むか「おおきなタマゴ」を産むかが異なり、計算式は以下の通り。

（友好度+機嫌修正)/1,200

この値と乱数0～1とが比較され、乱数以上の値を取ればおおきなタマゴが産まれるが、今回定めた値だと、(1,000+382.5)/1,200=1.152…で1を超え、確実におおきなタマゴが産まれるため、ここでは「ニワトリの産出物＝おおきなタマゴ」と考えます。

おおきなタマゴはマヨネーズマシンで加工すると確定で高品質マヨネーズとなり、加工後の方が売値が高いのでそちらで計算。ニワトリは毎日タマゴを生み、高品質マヨネーズは単価285gなので、ニワトリが生み出す利益は285g/日です。

2. 闇ニワトリ

闇ニワトリは毎日「ヴォイドエッグ」を産み、これもマヨネーズマシンでヴォイドマヨネーズに加工したほうが売値が高くなるため加工後で計算。ヴォイドマヨネーズの単価は275gなので闇ニワトリが生み出す利益は275g/日。

3. アヒル

アヒルは１日置きに「アヒルのタマゴ」か「アヒルの羽」のどちらかを産出します。

それぞれの一日あたりの利益について考えてみます。

① アヒルのタマゴ

アヒルのタマゴはダックマヨネーズに加工することで単価375gとなり、タマゴだけで考えるなら利益は187.5g/日です。

② アヒルの羽

まずはアヒルの羽を産出する確率について。wikiによると、以下の計算式で出た値を0～1の乱数と比較して、乱数以上の値の場合タマゴの代わりにアヒルの羽を落とすとのこと。ちなみに後述するウールやウサギの足も同じ計算をしています。

(友好度+機嫌修正)/5,000+幸運値

上で定めた値を入れていくと、(1,000+382.5)/5,000+0=0.2765で約27.7％の確率でアヒルの羽を産出することになります。更にアヒルの羽は品質によって売値が異なるので、どの品質で産出するかの計算もしてみます。以下がアヒルの羽の品質を決める計算式です。（ウールやウサギの足も同じことをしています）

(友好度/1,000)-(1-(機嫌/225)

この計算式で出た値を以下の順でふるいにかけてどの品質なのかを決めています。

値が0.95を超えている場合→値を２で割った数を０～１の乱数と比較し、超えていればイリジウム品質。元々値が0.95以下だったり超えていなければ２.へ。
値を２で割った数を０～１の乱数と比較し、超えていればゴールド品質。超えていなければ３.へ。
値そのままを０～１の乱数と比較し、超えていればシルバー品質。超えていなければ通常品質。

実際に、この計算式にも今回定めた数を入れてみると、(1,000/1,000)-(1-(255/225)=1-(1-1.133...)=約1.14となるので、それぞれの品質の確率は、イリジウム品質が57%、ゴールド品質が24.51%、シルバー品質が18.49%となります。これをそれぞれの単価を使って期待値を求めると約108.59g/日。つまり、約27.7%の確率で約108.59g/日のアヒルの羽を産出するということです。てっきりアヒルの羽の方がレアなので単価が高いと思っていたのですが、どうやらそういうわけでもなかったようです。

あとは、アヒルのタマゴとアヒルの羽の産出確率と利益の期待値を出し、結果は約165.68g/日となります。

4. ウサギ

ウサギもアヒルと同じく、ウールとウサギの足の２種類どちらかを産出します。ただアヒルと違うのが、ウールは布に加工しないほうが利益が高い場合があるのと、ウールにも品質があること、そしてウサギは４日に１度しかそれらを産出しないということです。

① ウール

ウールを加工した布の単価は470gで固定なのに対して、加工しないままのウールは、最低品質（アヒルの羽でも述べたように、今回定めた友好度等を入れるとシルバー品質は確定）だと425g、そのひとつ上のゴールド品質だと510gと、利益として見るなら加工後の布をウールが超える場合があります。なので、今回は「シルバー品質なら布へ、ゴールド品質以上ならそのまま売却」とした場合を考えます。

どの品質で算出されるかは、アヒルの羽のときと同じ計算式を使うので、ウールの単価から１日あたりの期待値を求めると、約149.88g/日。